2025年10月、福岡県田川市にある松原保育園で、複数の保育士による園児への虐待行為が明らかになりました。
県と市は、保育園を運営する社会福祉法人松原福祉会に対して児童福祉法に基づく改善勧告を行い、
地域やSNSでは大きな衝撃と怒りの声が広がっています。
目次
松原保育園で起きた虐待行為とは
![保育士10人が園児殴るなどの虐待 福岡県が改善勧告、田川の保育園 [福岡県]:朝日新聞](https://www.asahicom.jp/imgopt/img/090dc44435/hd640/AS20251020002288.jpg)
内部調査などで明らかになったのは、10人の保育士が園児に対して暴力的・不適切な行為をしていたという事実です。
具体的な虐待内容
- 園児を殴る・たたくなどの身体的虐待、
手で頭や体を叩くなどの身体的暴力が複数回行われていたとされています。 - 食事の時間に強引に食べ物を口に押し込む行為
園児が嫌がっているにもかかわらず、口に無理やり食べ物を押し込む行為が確認されています。 - 園児に対する不適切な言動や威圧的な態度
大声で怒鳴る、侮辱的な言葉を浴びせるなど、心理的虐待にあたる行為もあったと報告されています。
複数の保育士による共犯的な行為
10人の保育士が関与しており、1人だけでなく複数の職員が見て見ぬふり、もしくは加担していたケースもあったといいます。
これらの行為は一部の職員ではなく、複数人によって継続的に行われていたとされ、園児の心身に深刻な影響を与えた可能性があります。
松原保育園の虐待行為に改善勧告!
福岡県と田川市は、松原保育園を運営する社会福祉法人松原福祉会に対して、児童福祉法に基づき改善勧告を実施しました。
勧告内容
- 職員への再教育・研修の徹底
- 園の管理体制・内部監視体制の見直し
- 再発防止策の策定と速やかな実行
虐待行為に関わった保育士については、園側が一部処分を行っているものの、今後はさらなる処分や刑事責任の追及も検討される見通しです。
SNSで広がる怒りと不安の声
このニュースが報じられると、X(旧Twitter)などでは怒りや不安の声が相次ぎました。




保育現場の人手不足や長時間労働など、背景にある構造的な問題を指摘する声もあり、
今回の件は全国的にも注目を集めています。
まとめ
信頼回復には徹底した再発防止策が必要。
田川市の松原保育園で起きた虐待問題は、保育施設における管理・監督の重要性を改めて浮き彫りにしました。
園児の安全を守るためには、徹底した再発防止と第三者による監視体制の強化が不可欠です。
今後は、運営法人の対応、県・市の監督、保育士への処分内容などに注目が集まっています。

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