長野県にある佐久長聖高校の女子バスケットボール部は、全国大会への出場経験もある強豪チーム。
そんなチームで今回、“驚きの出来事”があったようです。
佐久長聖高校の女子バスケ部の驚きの出来事とは?

2025年1月、新潟市への遠征中、顧問の女性教諭が部員10人ほどを、
「あいさつが不十分」「生活態度の乱れ」などの理由で学校のバスに乗せず、
宿泊先から対戦相手の高校まで約7kmを荷物を持って歩かせたという。
さらに、別の部員1人を「部を辞めたい」との理由で置き去りにし、1人で新幹線で帰宅させる事態が発生。
この部員は保護者への引き渡しもなく、精神的ショックを受けました。
この行為に対しSNS上で「顧問のいじめ」「指導の名を借りた陰湿な行為」との批判が相次いでいます。

女子バスケ部はインターハイ出場経験のある強豪ですが、顧問の指導が「行き過ぎ」として問題化。
歩行距離の長さや置き去りの危険性から、体罰やいじめに該当する可能性が高く、部員の信頼を損ないました
。
生徒にとっての忘れられない体験
置き去りにされた生徒は、大きな不安を抱えたことでしょう。
知らない土地で一人になる心細さは、想像するだけでも胸が締め付けられます。
それでも、現地で助けてくれる人がいたり、周囲の大人がサポートしてくれたりと、“人の優しさ”を感じる瞬間もあったかもしれません。
佐久長聖高校のバスケ部顧問の思いとは?

もちろん、顧問にも何らかの意図や事情があったのかもしれません。
「指導」と「行き過ぎ」の境目はとても難しく、熱心に生徒と向き合うがゆえに、時にこうした行動に出てしまう指導者もいます。
ただ、安全や生徒の心を守ることは、どんな場面でも最優先であるべきだと言えます。
佐久長聖高校の学校側の見解

学校は「指導方法の改善に努めたい」とコメントしています。
佐久長聖高校の学校側の対応

2月の保護者会で謝罪し、顧問の処分は「厳重注意」のみで、辞任や解雇には至っていません。
遠征時の引率ルールを強化するとしています。
今、部活動に必要なこと
今回は佐久長聖高校のバスケ部での出来事ですが、ほかの学校でも同じようなことがあるようです。


今回の出来事は、ただ批判して終わる話ではなく、
「どうすれば生徒にとって安心で、成長につながる指導環境をつくれるか」
という大きな問いを投げかけています。
スポーツの厳しさの中にも、寄り添い、支え合う温かさがあってこそ、
選手は本当の意味で伸びていくのではないでしょうか。
全国的に部活動における指導方法が見直されている中で、
今回の件は大きな波紋を呼ぶ可能性があります。
佐久長聖高等学校の場所

長野県佐久市岩村田951番地にあります。
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